いい音がする鴨池海岸

日々

私の住んでる町に、作家・詩人・作詞家の高橋久美子さんがやってきた。ご存知「チャットモンチー」のドラムと作詞のひと。今は東京と愛媛の二拠点生活をされていて、愛媛では農家になっている。

週末、その高橋さんの「いい音がする文章」(ダイヤモンド社)の出版記念と、生誕祭を兼ねた朗読イベントがあり、うれしくて参加した。会場は、うちからも近い鴨池海岸にある「凪の庭」さん。20名限定のちいさな朗読会。あたたかくて、やさしい時間だった。

 

後半はみんなで外に出て、鴨池海岸で詩をつくる。まさかここにきて自分が詩を作るなんて思いもしなかったので、まじかーって感じだったけど、「詩に決まりはない」「目の見えるもの、思いつくことをことばにすればいい」という高橋さんの言葉に励まされ自由に言葉を紡ぐ。へんてこな詩ができたけど、まあそれもまたよし(笑)

波の音に合わせて、背後の山からホーホケキョとウグイスの鳴き声が聞こえてきて、ああもうすっかり春なんだなあと思った。すごく久々に深呼吸した感覚。高橋さん、自然体でほんとおもしろくていいひとだった。愛媛ではサトウキビから黒糖を作っているらしく、高橋さん作の黒糖を買って帰ったのだけれど、めちゃくちゃおいしくてびっくりしている。今まで食べて黒糖は何だったんだろうという感じ。素敵な方だった。機会があればまたぜひお会いしたい!