鈍川温泉へ

温泉

お彼岸の時期には、彼岸花がきっちり咲くことに毎年のことながら驚いてしまう。日中は相変わらず夏のような暑さだが、季節は確実に秋に向かっている。と言っても、もう9月末。気持ちいい気候はほんの一瞬だと思われるので、今のうちに色々動いておきたいところ。

先週末、湯之谷温泉ですっかり癒されて「日本人はやっぱり温泉だわ!」と思い知った私、今日は家から車で20分ほどの鈍川温泉へ。

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「美人の湯」と称される鈍川温泉、泉質はいいし、鄙びた雰囲気はよく言えばレトロ。私が子どもの頃はかなり賑わっていた印象があるが、数軒ある旅館は老朽化が進み、正直言ってなかなか厳しそうな状況だ。しかし、少し前から活性化プロジェクトが進行しているらしいのでそれを今から楽しみにしている。

寂れてても(失礼)ボロくても(超失礼)、私は鈍川温泉が好きなので、活性化されてもされなくても、これからも通い続けるだろう。一番よく行っていた「鈍川温泉ホテル」さんがリニューアルのため休館され、1年近く経つがまだ再開の噂も聞かないのが気になるところ。

なので今日はもうひとつのお気に入りの「皆楽荘(かいらくそう)」さんへ。

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大浴場の内湯は、大きめの浴槽がひとつ、洗い場が10箇所くらいのシンプルなつくりで、サウナや露天風呂はない。休憩スペースのテラスに出ると、目の前が鈍川渓谷と山。全裸で山に向かって立つのは、戸惑いはあるが、勇気を出してやってみればすごい解放感を味わえる。山の中に誰かがいないことを願うしかないが。

鈍川温泉の泉質は、ラドン含有量が多いアルカリ性単純温泉でpH値が9.9もある。pHが7.5を超えると弱アルカリ性〜アルカリ性となり、pH値が高いほど肌の角質をとる働きが強く、くすみがとれてツルツル肌になると言われていて、これが「美人の湯」と言われるゆえんだ。「美人」っていうか「美肌」というのが正解だろうけど。

今日は空いていたので、貸切り気分で小一時間じっくりお湯につかりのんびり過ごした。温泉につかると頭を空っぽにできて、いい。来週も時間をつくって、どこか近場の温泉に行ってみようと目論んでいる。