飲めないひと

日々

ものすごく久しぶりに、「THE飲み会‼」という感じの飲み会に参加した。
初対面の人が4/3くらいの割合で、気の遣いどころが掴めない宴会で、お酒が強い人ばかりで、なんというか…疲れた。

私はお酒を飲まない。
まったく飲めないわけではないが、アルコールに弱いので、酔って楽しく過ごせる時間はあっという間で、すぐにしんどくなる。年齢とともに弱くなり、お酒の類はもう何年も口にしていない。
飲まなくても全然平気なので、もともとそんなにお酒が好きではないのだと思う。

飲みたい人は、何が何でも酒を飲む。なんだかんだと理由をつけて飲む。きっと本当に楽しいのだろう。真似はできないが、少し羨ましい。お酒が飲めないことで、人生損をしてるような気すらする。
今回の飲み会も、私は一次会で帰ったが、ほかのメンバーは二次会・三次会と飲んでいたらしい。飲みにケーションは令和の時代も確実に存在しているのだ。

私は酔っ払いが嫌いだ。お酒の力でいつもより強気になったり、話を盛ったり、熱く語ったり、泣きながら訴えたり、挙句のはてに「酔ってたから忘れちゃった」「お酒の席だから許して」とか、ふざけんな!、である。コロナ禍で飲み会が減ったことは私にとっては本当にありがたかったのに、また復活の兆しが。辛い。でも、昔に比べたら今は全然マシ。無理やり飲まされることもないし、本当にいい時代になったと思う。あと、この年齢になると「行かない」と断れる胆力がついたのも大きい。

私が新卒入社した頃は、いまなら一発アウトなことが多すぎた。まずは駆けつけ3杯からスタート。一気飲みも当たり前だし、お酌をして回りながら、触られまくり。二次会・三次会も強制参加で帰らせてもらえず、カラオケのデュエットで肩を組まれベタベタ触られ、チークダンスを強要される。

飲めないのは許されない雰囲気だったので、無理して飲んでいたが、今は「飲めないんですよ~。てへ。」と余裕で断れる。いい時代になったものだ。