荷物の多いひと。

日々

来週、仕事で外泊することになった。
近々オープン予定のホテルに宿泊して、サービスやファシリティをチェックする(宿泊費はフリー)。

社内で希望者を募っていたときは「行きたい!行きたい!」と、張り切って手を挙げたものの、日が近づくにつれてだんだん面倒になってきた。私の「旅行あるある」だ。

宿泊は平日。仕事が終わってホテルへ行き、1泊して翌朝ホテルから出勤する。出張みたいなもの。
となると、夜ご飯のこと、翌日の着替えやメイク道具、翌朝の朝食とお弁当のこと、諸々の準備がいる。帰宅時間を気にせず残業できるなあと思っていたのだが、あまりに遅いチェックインというのも試泊客のマナーに反するのでは?と気になり始め、早めに会社を出て、食事を済ませ、19時頃にはチェックインした方がいいのかしらとも思ってみたり。もしくは、先にチェックインしてから、近くで夜ご飯?…だとすれば、どこで食べようかな。近くに飲食店はあるにはあるけど、天気予報では雨みたいだから、歩いて行くのは面倒だなあ、やっぱりどこかで食べてからホテルに向かうか。ていうか、翌朝の朝食ってついてるの?付いてるとしたら、何時から食べられる?出勤時間の都合上、翌朝は7時過ぎにはホテル出ないといけないんだけど。チェックアウトは混み合わない?。あれ?駐車場ってあったっけ?ホテルの駐車場が満車だったら近くの有料Pってどこにある?・・・などと考え始めると、ますます「家に帰りたい」となっていく。

だから希望者がそんなにたくさんはいなかったんだな。平日だし、夜パーッと飲みに行く!みたいなこともできにくいしね。

特に、私は外出時に持ち歩く荷物が多い。会社にもなんで毎日こんなにたくさん持って来て、たくさん持って帰るんだろう、と思ってしまう。その荷物を持って、さらに翌日の着替えやメイク道具一式を抱えて泊まりに行くとなると、これまた面倒くささが増していく。

20代の頃、平日仕事終わりに外泊して、翌日も普通に仕事というのはザラだった。あの頃は何の面倒も抵抗も感じなかったし、持ち歩く荷物も多くなかった。翌日も同じ服装で仕事に行っても平気で、下着やメイク道具もコンビニとかその辺で適当に買えばいいや、くらいに思っていた。フットワーク軽かったんだなあ。その日楽しかったらそれでよくて、刹那的と言えばそうだけど、まあ、なんも考えてなかったな(笑)

さて、50代となった今、重い心と体はなかなか動かず。動く前に考えすぎて、もうすでに疲れている。考えただけでメンドクサイが勝ってしまう。でもせっかくの機会、こんなこともあんまりないし、開業前のキレイなホテルを楽しんでこようと自分を奮い立たせている。