最近、静かに、しかし確実にハマっているものがある。
テレビ東京のドラマ『ソロ活女子のススメ』
主演は、あの絶妙な存在感の江口のりこ。
私はいま、Amazon Prime Videoでシーズン1から順番に視聴中。
気づけば「あと1話だけ」と言いながら、もう1話、もう1話…。
このドラマは、出版社の契約社員・五月女 恵が、仕事終わりにひとり時間を満喫する“ソロ活”を楽しむ物語。
焼肉、ひとり鍋、遊園地、プラネタリウム、工場夜景クルーズ、ラブホテル(!)まで、「ひとりでそんなところ行く?」という場所に、淡々と足を運ぶ。
大きな事件は起きない。誰かと劇的な恋に落ちるわけでもない。
でも、その静かな時間が、妙に心地いい。
なにより、共感できる。
私もどちらかというと、ソロ活派だ。一人でわりとどこへでも行ける。
誰かとワイワイするのも嫌いじゃないけれど、「今日は誰にも気を遣わずに動きたい」という日がある。好きなタイミングで入り、好きなタイミングで帰る。説明も同意もいらない。それが、なんとも自由でいい。
しかし、ドラマを観ながら毎回思うのは、「東京ってすごいなあ」ということ。
水族館も、テーマパークも、専門店も、ちょっと変わった体験施設も、選択肢が桁違い。
地方在住の身からすると、「そんな世界があるのか」と思う場所ばかりで、ちょっとした観光番組を観ている気分にもなる。
爆破体験(特撮・アクション系映画やドラマの撮影ロケ地で爆破を背景に撮影ができる)、とか、物壊し体験(バットやハンマーを使って、廃家電や家具を思いっきり破壊するアクティビティ。ストレス解消や、日常生活では絶対にできない「物を壊す」という背徳的な体験!)とか。ボードゲーム専門のショップとかもおもしろそう。
一方で、「現実味がない」という声があるのもわかる。
定時退社の派遣社員が、あれだけ毎回アクティブに、しかもそれなりにお金がかかりそうな体験をしている。そして、あの気力。仕事終わりにあそこまで行動できる体力があるってすごいし、結構有休とるなあとか。
でも、そこを含めて、私は面白いと思っている。
あれはドキュメンタリーではなく、“提案”なのだと思う。
「ひとりでも、こんな楽しみ方があるよ」と背中を押してくれる物語。
誰かと比べなくていい。流行に乗らなくてもいい。自分の機嫌は、自分でとる。
そんなメッセージが、じんわり効いてくる。
観終わると、「私も何かしてみようかな」と思う。東京ほど選択肢はなくても、この町にも、きっと“私なりのソロ活”があるはず。
そんなことを考えながら、今日もまた、次のエピソードを再生してしまうのだ。

